LAMPエンジニアってこういうもんでしょ

こういうもんでしょって話をつらつらと

「自分はこの仕事に向いていないかも」と思った時に読むポエム

新年度が始まって1週間が経ちました。
新卒社員の方は研修まみれの1週間だったり
いきなりOJTという名の元に現場でバリバリ仕事をしていたりするでしょう。
あるいは後輩が出来て振る舞い方がわからなくてまごまごしていたり
教育担当に任命されてビビったりしている先輩もいるかもしれません。
就職にしても転職にしても
環境が変わってしばらくするとたまに出てくる疑惑があります。

「もしかしてこの仕事向いていないんじゃないか」
「この職場でこの先やっていけるのか」

向いている仕事や職場に巡り会える事はとても幸せなことです。
100%向いている環境に身をおける人の方が少ないです。
だからと言って諦める必要は無いと思います。
こういう疑問が湧いてくるタイミングはある意味では大きなチャンスです。
自分を見つめなおし環境を整理してより良い生き方を模索する転機だと思って
向き合っていく必要があると思っています。
なぜなら我々システムエンジニアは課題を論理的に解決していくプロなのですから。
(格好いい事言ったと思っている)


■根底の問題を突き止める

「向いていない」感じる原因は「理想」と「現実」のギャップだと思います。
自分が、あるいは職場がもっとこうだったら良いのに
という想いがどこかにあるために出てくる
理想と現実とのギャップに対する危機感です。
今の環境に対してどういう人が「向いている人」だと考えているのか
という事を一度整理してみた方が良いです。
その時になるべく具体的なエピソードを作って考えましょう。
「明るい人」というのは非常に漠然としています。
「忙しい時に話しかけられても笑顔で対応できる人」なのか
「出社してきた時に誰よりも大きな声で挨拶をする人」なのかで
ニュアンスが大きく変わってきます。
これを洗い出す事によって環境に対する本当に自身が抱いている「不満」が透けて見えてくるはずです。
また採用や配置の際に何を周囲に求められてのものなのかも一緒に洗い出していくと
本当に求めなければいけない「理想」が見えてきやすいかなとも思います。


■今とのギャップを明確にする

理想の状態に対して今の状態というのがどうであるかを洗い出していきます。
誰に見せるものでもないのでなるべく正直に並べていきましょう。
「清潔でオシャレな職場」を求めていても
実際には「食べかけのパンが上司の机の上にずっと置いてある」のかもしれません。
恥ずかしい事や目をそむけたくなる事もあるとは思いますが
正しく現状を認識することもとても大切なことです。
そしてまだ挫けないで下さい。


■どうすれば理想に近づけるかを考える

理想の人物像や職場像が洗い出せたら
そのようにするために自分が出来るアクションを考えていきます。
中には「どうしようもない」と思う事もあると思います。
それはなぜ出来ないのか、という事もきちんと理由をつける事がとても大切です。
具体的なアクションとして定められた事は
継続していくための指標を定めて
継続した時にきちんと理想通りになるイメージが沸くかもよく考えましょう。


■本当に実行するべきかを考える

ここまでの段階は全てこの段階を深く考えるための資料でしかありません。
自身の理想の生き方を比べてみて
実行するべきアクションが自身の美学に反していないかの検証をする必要があります。
圧倒的な実力を持って孤高の存在になりたい人が
「先輩上司後輩同僚分け隔てなくニコニコ接する」なんて目標を掲げても実現出来るはずがないですし
それこそ「向いていない」状態です。
もし自身の生き方が定まっていないのであれば
それはそれとして深く考える必要があると思います。
もしここまで来て今の環境が本当に向いていないと感じるのであれば
自身に向いている環境を獲得するためのアクションを定義して動き出すべきでしょう。
具体的には転職や職種の変更という事になりますが
ここまでの思考の中で新しい環境に何を求めていくべきかが明確になっているはずです。
自身がその環境に対していかに「向いている」人間かをアピール出来れば採用される可能性も高くなると思います。


■まとめ

キャリアカウンセリングでよくやる内容です。
就活セミナーの最初にやる自己分析や転職エージェントとの面談の中でやり取りする内容はこういう感じかなと思います。
大人として認められることもそうですし
プロとして仕事をすることにも共通すると思いますが
きちんと「筋を通す」ことと「腹を括る」ことがとても大事なように思います。
そのためにはきちんと自身と向き合い自身を知り
矛盾の無い生き方をしていかなければなりません。
自分を見つめなおしチャンスはなかなか気が付けないものですし
裸の自分を見つめる事は大きな苦痛を伴う作業でもあります。
しかし大きく成長できるチャンスだと捉えてきちんと向き合える人は
後々幸せになっていくんじゃないかなと感じていたりもします。