LAMPエンジニアってこういうもんでしょ

こういうもんでしょって話をつらつらと

【黄色と黒は】たなか、会社辞めたってよ【勇気のしるし】

前職を退職いたしました。
新しい会社で勤め始めたのが今月の頭から。
今は色んな会社を辞めたエンジニアが想い想いの退職エントリーを綴っていますので
その波に呑まれてちょっと書き綴ってみようかなと思います。

当たり障りのない話は前職の会社ブログに載っておりますのでご一読いただければと思います。

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転職に考えが至った理由なんかも書いてありますが
実はもっとネガティブな危機感を感じております。
WEBのエンジニアは今すごく良い待遇で仕事が出来ていると思うのですが
それはそう長く続かないと思っています。
平成大不況のような、あるいはリーマンショックのような不況の波が
もうすぐそこに来ていると思うのです。

「勢いがあってこれから伸びていく企業」というのは魅力的ではあるのですが
それは裏返せば「今は力が無い」というのと同義です。
不況を無傷で乗り越えられる体力が無いばかりか
重症、瀕死、もしかすると倒産が避けられないかもしれないということです。
社長や社員にはそんな話はしませんでしたが、今の成長のペースでは絶対に危ないという考えが芽生えました。
そしてそれを回避するために何をしなくちゃいけないか考えた時に
社員や社長との摩擦は避けられないだろうと。

つまりは逃げたんです。
面倒くさい組織内摩擦から。
会社ブログにもあるようにヒエラルキーの上位にいるだけに
内部の不安や不満に鈍感になっていってしまう自分と
社員に寄り添っていきたいという気持ちと
これから来るであろう不況の準備の板挟みから逃げました。


そんな腹の中の思惑から
転職先は「事業規模の大きなところ」というのをずっと希望していました。
上場企業も回りましたし、若くても名のある企業もいくつか受けました。
個人的にC向けのサービスを中心にしている企業は不況に極端に弱いと思っているので
B向けサービスないしはBからのマネタイズをメインにしている企業を中心に回りました。


面接の時はエンジニアとして応募していますが
どんな需要があるのか
事業戦略はどう考えているのか
従業員のマインドはどうなのか
みたいなところを探ろうと色々お話をさせていただきました。
転職が決まった後に知り合いの経営者の方とお話した時に
「そういう面倒くさいやつは大手には行けないよwwww」
と笑われましたが実際そうなのかもしれません。
ベンチャー癖というか
自分の守備範囲や行動領域が極端に大きいんですよね。
一般企業と比べて。
そうなじゃないと会社が大きくなっていくことはできなかったのでそれで良かったのですが。


そんなわけで紆余曲折あって現職では調査会社のWEBエンジニアをしています。
と言ってもまだ1行もコードを書いていません。
研修中は業務フローを覚えるためにオペレーション業務をすることになっているそうです。
これはちょっと別に書こうと思っているのですが
そんな話を以前からの友人エンジニアや経営者の方にお話すると
とにかく「もったいない」と言われる事が多いのは嬉しいことです。
「そんなことしなくてもたなかは勝手に考えて勝手に動くのにね」と。
システムの人がオペの人の席に来ない事を考えると
研修期間を設けるのが適切なんだと思いますよ。
面接で仕事ぶりなんて見極められないのですから。
一か月程度一人の中途社員のスタートが遅くなる事は
ほとんどのケースでは事業的にはほぼ影響を生みません。


今までSESに受託に営業に経営に教育にと
色々な分野で考え手を動かし指示を出して来ましたが
これからはエンジニアとしてやらねばならないこと
ひとつの会社の事業に集中出来るという点でとてもわくわくしていますし
すぐに物足りなくなると思っていますw
ダブルワークは明確に禁止なので
手習いがてら家で小さいシステムを作ったり検証をしたり出来ればと思っていますが
音楽活動をきちんとやろうかなとか
家庭の問題にもちゃんとコミットしないといけないなとか考えており
まだ明確に何をしようという事が決まっていなかったりもします。


転職してみてオペ業務に入ってみて思ったのは
オペ業務はスケジュールがタイトなので
多くのエンジニアが日常的にやっていると思われる情報収集がほぼ出来ないですw
既に情報が半月分遅れていますw
全然ニュースとか読めていないです。
あと仕事でコードを書いていないと開発環境が職場のPCに無いので
横目でニュースとかを見て試してみたくても出来ないですねw
作業が忙しくてそんな場合でもないのですが・・・。


転職先でも色々な思惑がありますが
技術的に最先端のことはやらないと思いますし僕自身もそれを望んでいるわけではありません。
とにかく稼げるものを作ること。
そして稼ぐことがどの企業でも大事だと思うので
会社が変わっても引き続き「会社が良くなる方法」を模索して頑張っていきます。
イベントとかで顔を合わす人も
たまに飲みに行く人も
所属会社が変わっても人が変わるわけでは無いので
変わらず可愛がっていただければ嬉しいです。

今後ともよろしくお願いいたします。